砕石基礎の8つの施工ポイント

砕石基礎工

プレキャスト製品や現場打ちの擁壁や水路を施工する場合、
その基礎として砕石基礎を施工するのですが砕石基礎工はとても重要です。
砕石基礎の施工が不十分だったためにその上に布設した製品が沈下してしまって、検査の日に心臓がバクバクすることがないように
本日は、砕石基礎の施工のポイントを記事にしようと思います。

施工基面の状況によって幅、厚みを考える。

設計書や図面は砕石基礎工の厚みや幅が記載されていますが、必ずしもそのまま施工すればいいというものでもありません。
床掘りの支持地盤が思ったより悪ければ、設計より厚めの砕石基礎にして基礎の安定を図ったり、砕石基礎の上に型枠を組む必要があれば型枠が組み易いように幅を広めてみたりと、施工上の考慮は必要です。
逆に床掘りの地盤がいいので、砕石基礎は薄めにしとこうや省略しようはダメですよ。
最低限、設計に書いてあることは必ずしましょう。

砕石基礎の上に基礎コンクリートを施工する場合

この場合は、基礎コンクリートが出来形不足にならないように砕石基礎は少し低めに仕上げておきます。
低めに仕上げる=砕石基礎が薄くなる。。っとはならないようその分は床掘りを下げておきます。
基礎コンクリートの厚み不足は言い訳ができません。計れば一目瞭然です。
基礎コンクリートの厚みはとくに注意しましょう。

砕石基礎の上にプレキャスト製品を直置きで据える場合

基礎砕石の表面の不陸はシビアに仕上げないといけません。
基礎砕石の仕上がりが凸凹ですと、製品が天秤をくったり、基礎砕石砕石の一点だけに乗っていて後に沈下したりします。
あと、
砕石基礎の上にプレキャスト製品を直置きで据えつける場合に注意したいのが、
ポン置きで高さがきてもダメということです。
かならず沈下します。
製品を基礎の上にポンとおいてから、ユンボで軽く抑えたり、かけやで軽く叩いたりして製品と基礎砕石を馴染ませてやるのがポイントです。

施工基面から水が湧いている場合

普通に施工しても砕石が水分を含んでしまい十分に転圧することはできないでしょう。
なんとか水替えを出来ればいいのですが、どうしても湧水を処理できないという場合もあると思います。
そのような場合は、施工に工夫が必要です。

全体敷均し→全体転圧ではなく、
少し敷均し→転圧→少し敷均し→転圧して、砕石が水分を含む前に砕石を締めてしまうのも手です。

また、
再生砕石に含まれるダスト(コンクリートガラの粉)が水分を含むことによってブヨブヨになってしまい締まらなくなりますので、湧水の可能性がある箇所では比較的ダストの少ない砕石の選定も有効です。
再生砕石の質はプラントによってまちまちです。
バージン砕石のような再生砕石を取り扱っているプラントもあります。

一度膿んでしまった砕石も時間がたてば、ある程度は落ち着いてきます。
ほかに出来ることがあり工程上無駄がでないのであれば、膿んでしまった砕石基礎が落ち着くまで待つのも手です。

泉のように水が湧いてこようが、基礎砕石がブヨブヨになろうが、
経験と感を駆使してとりあえず形だけは仕上げてしまいます。
どれだけ基礎の状態が悪かろうが、なんとか製品を据えつけて埋めてしまえば、
案外ちゃんと落ち着いてくれるものです。
まぁ、
もちろん施工後に製品が傾いたり沈下したりなどのやり直しのリスクはあります。
しかし、
土木の現場は自然環境が相手ですから、時には臨機応変な対応も必要だと私は思っています。

“砕石基礎の8つの施工ポイント” への1件の返信

  1. ブログ拝見させてもらいました。
    土木関係の設計コンサルタント会社で働いています。
    設計時には基準から機械的に数値を決めてしまっていることが多いのですが、こういった施工時に考慮すべきことがイメージできたので、今回のような事例にあてはまると判断できる場合には設計の段階から生かしていけたらいいなと感じました。
    長文で失礼しました。

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