こんにちは、土木男です。
最後にやった護岸工事で2次製品の階段ブロックを並べる工事をやってみたので、その施工ポイントなど書いておこうと思います。
その時に使用した製品は、株式会社アドヴァンスのステップブロックです。
ステップブロック工の作業の流れは以下の通りです。
1、床掘り
2、現場打ちの法留基礎
3、現場打ちの隔壁
4、吸出し防止材の設置
5、裏込め砕石及び製品の布設
6、連結鉄筋の設置
7、端部のコンクリート打設
んでっ、
この工種で気をつけないといけない施工のポイントは、ただ一つ。
製品の伸びをしっかりと考慮すること!!!
つまり、
現場打ちの法留め基礎の位置と高さですね。
実際やってみて分かったのですが、
この製品はきっちりと並べても1段につき3~5mmは伸びます。
下からブロックを積んでいき、最後に隔壁天端よりブロックが飛び出したら面白くないので、一段あたりの直高を基準に製品を並べていくと、段々と隔壁に対して製品が潜っていき、階段の最上部では、隔壁の角と階段の角がズレてしまいます。
5、6段積んだ時点で、嫌な予感はしていたのですが、やり直すこともできず、そのまま積んでいった結果、
10cmほど隔壁の角より階段の角が入り込んでしましいました。
結論、
この製品の性質上、法勾配を正にした場合、図面どおりの一段当たりの水平距離と垂直高さでは施工は不可能である。
1箇所の失敗を考慮して2箇所目の階段工では、
一段当たり直高179mmのところを直高182mmとして、法留め基礎の位置を決めたら、ぴったりと隔壁の角と製品の角が合いました。
3mmほど調整幅を持たせることによって、直高と水平距離を合わせ易くなります。
布設の際には、2mm.3mmのスペーサーを用意しておくといいです。
また、
調整幅を持たせる場合には、法留め基礎の位置が当初より低く、前に出るので、周りとの兼ね合いを考慮することをお忘れなく。
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