ここまでキツイ現場は、人生で2度目でした。

二ヶ月ぶりの更新です。

いやー、今回の下水道の現場はもう現場監督なんてヤメテやるって感じ寸前まで追い込まれました。

この二ヶ月の間はブログを更新する元気も趣味のプラモデルを作る元気もなかったです。

ちなみに、工事概要は、開削で土被り3mの下水道管布設100mです。

普通の現場条件であれば一ヶ月かからない規模の工事ですが、3ヶ月かかってしまいました。

ここまで苦戦した理由は地下水です。

ウェルポイントを1mピッチかつダブルで打っても、地下水位は掘削底面のはるか上ですした。それでも、地山が粘土ならまだなんとかなったのですが、、砂質土というのがやっかいで、掘削ラスト1mは地獄でした。もう永遠と土留め材の外側の砂が差し込んでくる状態です。

そのうち、重機の足場が崩壊して作業中止というのが3日に1回のペースです。1本も入れることが出来ず、埋めて終りです。そのときは、明日に備えて土留めの外側には切込砕石をぶち込みました。吸出しが多少はマシになります。

こんな中どうやって本管を入れたかと言いますと、もうヤケクソです。

ガッツリと深堀して埋る前に素早く管を差し込みます。それでも、まともに管口は出てこないので泥水を本管に流しながら無理やり入れてきました。管口さえ入ってしまえば、高さや法線は、NSPのパイプサポートがあったのでなんとかなりました。

今回、はじめてNSPのパイプサポートを使ってみましたが、とても良かったです。床掘りも基礎もないような泥水の中でも管が座ります。高さや法線の調整もハンドルネジを回すだけですので、簡単ですし、パイプサポートで管を固めて、回りに砕石をぶち込んで専用バイブレーターで締めるだけで、ほとんど管は下りませんでした。だいたい1cm、2cmの範囲で落ち着いてくれます。2cm下がれば逆勾配ですが、こんな現場ですから翌日高さを見て2cmで落ち着いてくれていれば恩の字です。次に進めます。

まぁ、案の定、どこかのパッキンに砂でも噛んですね。ハルンケアしてました。心配の種+5粒です。

ってか、ホント開削でやる現場ではなかったです。ソイルセメントとか推進でやるべき現場です。

この地域では「下水はダメ、絶対に!!」っというのがスローガンの地域というのは誰でも知っていることなのに、こんな現場をとってきた社長を恨みます。

何にせよ、(現場は、)終わってくれて良かったです。

ってか、

検査どうっすかな・・・

まともな写真ないしな・・・・

本管はフォークにスライダーにカーブに、おまけにハルンケアしとるしな・・・

情状酌量の余地ありっということでおまけしてもらわんとダメやな。

コメント

タイトルとURLをコピーしました